Oracle VM VirtualBox を用いて Oracle Database 12c Release 1 環境を構築する
【目的】
1・Oracle VM VirtualBox を用いて Oracle Database 12c Release 1 環境を構築する
【参考資料】
■『SI on VirtualBox 構築ガイド /
Oracle VM VirtualBoxを用いたOracle Database 12c Release1 環境の構築』
http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/enterprise-edition/documentation/sionvbox-db12101onol6u4-2080482-ja.pdf
■上記手順に加えてこちらのブログも参照。
taityo-diary.hatenablog.jp
【現状】
目的1の「VirtualBox にOracle Database 12c Release1 環境の構築を構築する」を作業中。
構築ガイドの90Pまで進んでいる。
DBのインストールは完了したがリスナーの確認とPDB接続ができていない。
1・リスナーにDBを正しく認識させる
現状はマシン停止とともにDBも起動停止しており、リスナーがDBを正しく認識していない。
$ /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/bin/lsnrctl status
とコマンドを打つと以下のような反応。
LSNRCTL for Linux: Version 12.1.0.2.0 - Production on 02-11月-2017 17:36:18 Copyright (c) 1991, 2014, Oracle. All rights reserved. (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=node3.oracle12c.jp)(PORT=1521)))に接続中 リスナーのステータス ------------------------ 別名 LISTENER バージョン TNSLSNR for Linux: Version 12.1.0.2.0 - Production 開始日 02-11月-2017 17:25:48 稼働時間 0 日 0 時間 10 分 29 秒 トレース・レベル off セキュリティ ON: Local OS Authentication SNMP OFF パラメータ・ファイル /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin/listener.ora ログ・ファイル /u01/app/oracle/diag/tnslsnr/node3/listener/alert/log.xml リスニング・エンドポイントのサマリー... (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=node3.oracle12c.jp)(PORT=1521))) (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=EXTPROC1521))) リスナーはサービスをサポートしていません。 コマンドは正常に終了しました。
これはDBが読み込まれていないらしいので、まずはDBを起動する。
$ /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/bin/sqlplus system/***********@node3.oracle12c.jp:1521/cdb
すると以下の反応
SQL*Plus: Release 12.1.0.2.0 Production on 土 11月 4 11:47:44 2017 Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved. ERROR: ORA-12514: TNS: リスナーは接続記述子でリクエストされたサービスを現在認識していません
ORA-12514はリスナーがクライアントからの接続要求を受け付けた時に、接続先となるサービスを認識していない時に発生するエラーらしい。
なのでリスナーに登録されているサービスを以下にて確認。
$ lsnrctl services
結果は以下。
LSNRCTL for Linux: Version 12.1.0.2.0 - Production on 04-11月-2017 11:54:01 Copyright (c) 1991, 2014, Oracle. All rights reserved. (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=node3.oracle12c.jp)(PORT=1521)))に接続中 リスナーはサービスをサポートしていません。 コマンドは正常に終了しました。
リスナーはサービスをサポートしていない?
インスタンスの起動をしたいので以下コマンドを実行
$ sqlplus /nolong
結果は以下。
SQL*Plus: Release 12.1.0.2.0 Production on 土 11月 4 12:00:34 2017 Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved. SQL*Plus: Release 12.1.0.2.0 Production Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved. SQL*Plusを使用してSQL、PL/SQLおよびSQL*Plus文を実行します。 使用方法1: sqlplus -H | -V -H SQL*Plusのバージョンおよび 使用方法のヘルプを表示します。 -V SQL*Plusのバージョンを表示します。 使用方法2: sqlplus [ [<option>] [{logon | /nolog}] [<start>] ] <option> is: [-C <version>] [-L] [-M "<options>"] [-NOLOGINTIME] [-R <level>] [-S] -C <version> 影響されるコマンドの互換性を、 <version>で指定されたバージョンに設定します。バージョンのフォームは "x.y[.z]"です。たとえば、-C 10.2.0となります -L エラー時に再プロンプト表示するかわりに、 1回のみログオンを試行します。 -M "<options>" 出力の自動HTMLマークアップを設定します。オプション のフォームは次のとおりです: HTML [ON|OFF] [HEAD text] [BODY text] [TABLE text] [ENTMAP {ON|OFF}] [SPOOL {ON|OFF}] [PRE[FORMAT] {ON|OFF}] -NOLOGINTIME 最終正常ログイン時間を表示しないでください。 -R <level> 制限モードを設定し、ファイルシステムと対話する SQL*Plusコマンドを無効にします。レベルは 1、2または3にできます。最も限定的なのは-R 3であり、 ファイルシステムと対話するすべてのユーザー・コマンドを 無効にします。 -S コマンドのSQL*Plusバナー、プロンプトおよび エコーの表示を抑制するサイレント・モードを 設定します。 <logon>は: {<username>[/<password>][@<connect_identifier>] | / } [AS {SYSDBA | SYSOPER | SYSASM | SYSBACKUP | SYSDG | SYSKM}] [EDITION=value] データベース接続用のデータベース・アカウント・ユーザー名、 パスワードおよび接続識別子を指定します。接続識別子がないと、 SQL*Plusはデフォルトのデータベースに接続します。 AS SYSDBA、AS SYSOPER、AS SYSASM、AS SYSBACKUP、AS SYSDG、 およびAS SYSKMオプションはデータベース管理権限です。 <connect_identifier>は、ネット・サービス名または 簡易接続の形式で指定できます。 @[<net_service_name> | [//]Host[:Port]/<service_name>] <net_service_name>は、接続記述子に解決されるサービスの 単純名です。 例: ネット・サービス名を使用してデータベースに接続します。 データベースのネット・サービス名はORCLです。 sqlplus myusername/mypassword@ORCL Hostには、データベース・サーバー・コンピュータのホスト名または IPアドレスを指定します。 Portには、データベース・サーバーのリスニング・ポートを指定します。 <service_name>には、アクセスするデータベースのサービス名を 指定します。 例: 簡易接続を使用してデータベースに接続します。 サービス名はORCLです。 sqlplus myusername/mypassword@Host/ORCL /NOLOGオプションでは、データベースに接続せずに SQL*Plusを起動します。 EDITIONによりセッション・エディションの値が指定されます。 <start>は次のとおりです: @<URL>|<filename>[.<ext>] [<parameter> ...] スクリプト内の置換変数に割り当てられる指定パラメータを使用して、 Webサーバー(URL)またはローカル・ファイルシステム(filename.ext)から、 指定のSQL*Plusスクリプトを実行します。 SQL*Plusの起動時でCONNECTコマンドの後に、サイト・プロファイル ($ORACLE_HOME/sqlplus/admin/glogin.sqlなど)およびユーザー・プロファイル (作業ディレクトリ内のlogin.sqlなど)が実行されます。ファイルには SQL*Plusコマンドが含まれる場合があります。 詳細は、SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンスを参照してください。
うーん。コマンドが違う?
ためしに以下を実行。
$ sqlplus
するとユーザー名とパスワードを求められる。
資料の83Pで指定したsys, systemでトライするも ora12162 エラー。
パスワード間違いは考えられないから、ユーザー名が正しくない?
レスポンスは以下。
SQL*Plus: Release 12.1.0.2.0 Production on 月 11月 6 09:12:48 2017 Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved. ユーザー名を入力してください: system パスワードを入力してください: ERROR: ORA-12162: TNS: 指定されたNetサービス名は正しくありません。 ユーザー名を入力してください: sys パスワードを入力してください: ERROR: ORA-12162: TNS: 指定されたNetサービス名は正しくありません。 ユーザー名を入力してください: ******* パスワードを入力してください: ERROR: ORA-12162: TNS: 指定されたNetサービス名は正しくありません。 SP2-0157: 3回試行しましたがOracleに接続できませんでした。SQL*Plusを終了します。
まずはSQL*Plus でDBを起動しないとリスナーの接続も正しく完了できないので
ここについて調べる必要がありそう。
なにか根本的ななにかを見落としている気がするのだが、なんだろうか。